2006年 08月 16日
甘いフライ
|
ボブ・ポポウ”ィックス氏自身がタイイングしたオリジナルを写真見ると、ウィングもの量も意外に少なく華奢で繊細なイメージで、いわゆる水中を漂うか弱い小魚のイミテーションとして完成されたパターンなんだと言う事が理解出来る。
この手の接着剤を利用したフライパターンが大好きな(面白いと思う)理由に、使い手自身のアイデア次第で様々なアレンジ(応用)が効くという点にある。強いて言えば僕個人的には、全てのフライパターンがそう有るべきだと思っている。もちろん、オリジナルがオリジナルである所以を踏まえた上でのアレンジだと言う事は言うまでも無い。
で、最近。個人的に気に為っている事がフライの沈下姿勢。ただスーッと沈んで行くのではなく、何らかのアクションと言いますか、変化をしながら沈んで行くフライです。ルアーもやっている人ならばご存知だと思いますが、例えば “ワンダー” が沈んで行く時のアクション(と言って良いのかな?)です。水平姿勢を保ちながら微妙に左右にブルブル揺れながら沈んで行く様とかね。もっと極端な例を挙げるとチューブワームのスパイラルフォールとかフライで出せたら凄いんじゃないかと、思っています(笑)
そんな事を踏まえて“サーフ・キャンディー” タイプのフライパターンを巻いてみた。敢えてヘッド部分を沈下時により抵抗を受けるように太めに、かつ画像では解り難いのですが下腹部を微妙に窪ませてみました。
そして、エポキシに細かいシルバーのラメと黄緑の顔料を混ぜコーティング。
どうですこの色。
まるでメロン味のキャンディーみたいでしょ(笑)
肝心の沈下姿勢にかんしては..... 十分に乾燥してからのお楽しみ!
by Jun-Freestle
| 2006-08-16 23:49
| フライの話し